軽貨物ドライバーに興味がある方、これから始めてみたいと思っている方は多いのではないでしょうか?
「実際どれくらい稼げるの?」「どんな仕事があるの?」
今回は、僕が10年間の軽貨物ドライバー生活で経験した仕事内容と、その中で見つけた**「稼げる仕事」と「知られざる落とし穴」**について、すべてお話しします。
10年間で経験した「軽貨物」の仕事あれこれ
軽貨物ドライバーと一口に言っても、仕事内容は多岐にわたります。ここでは、僕がこれまで経験した主な仕事を紹介します。
1. 宅配:軽貨物ドライバーの王道!
宅配は、個人宅へ荷物を届ける仕事です。多くの荷物を運ぶため大変なイメージがあるかもしれませんが、ルートを覚えれば効率よく稼げるようになります。
- アスクル・LOHACO(ロハコ):最初に経験したのがこの仕事でした。企業向けと個人宅向けの両方を経験しました。都心部の配達であれば、企業便は件数個数を狭いエリアで確保できるので、稼ぎやすいと思います。ただアスクルはコピー用紙がとんでもなく重いので、その点だけ注意が必要です。コピー用紙が重すぎる。
- 佐川急便:今までの配送人生で一番稼げたのが佐川急便です。当時は料金改定前で、個数に関わらず税込み24000円/日。安定して稼ぐことができました。体力的に大変ですが、やった分だけ収入に直結するのが魅力です。注意点として、冷凍・冷蔵品を扱うため、それを取りに社員のトラックを行き来しなければならない点は少し面倒に感じます。ただ以前と違って、今は一個いくらとなっていると思いますので、過去の様に稼げる保証はありません。
- Amazon Flex:3年以上続けていました。専用アプリで自分の好きな時間に仕事を選べるのが最大のメリット。だけど最近は荷物が多すぎて初心者の人は面食らうかも。最初からこれで稼ぐと腹をくくっていくのはちょっと危険かもなので、様子を見ながらできそうだったらやっていくのがいいと思います。プライムデーなどのセール時期は金額も上がるのでその時を狙って働くのもの一つの手かもしれません。またオファーは自分専用ではないので、取得できなければその日の仕事はありません。安定はしていないということです。アマゾンは規定を設けていて、過重労働にならないようにオファーを制限しています。そのため、できる限り働こうと思っても月収40万程度で頭打ちになります。それ以上稼ぐ場合は他の手段で稼ぐ必要があります。
- ヤマト運輸・郵便局:短期間ですが、こちらでも働いたことがあります。ヤマト運輸の専用端末は動きが遅い印象がありました。専用マップもありますが、大抵のドライバーはゼンリンの地図かgooglemapを用いて配送しています。郵便局は最近話題になっていますが、私が働いたことのある9年前とかにもやはり、アルコールチェックは行われてなかったように思います。あいまいですが。
2. スポット便・企業専属便:+αで稼ぎたいときに運送業者から紹介されます。
決まった場所から決まった場所へ運ぶ仕事です。宅配のように細かい配達がないため、運転に集中できます。難しくはないと思いますが、稼ぎとしてはちょっと物足りないかも。だからプラスアルファとして考えておいた方がいいかもです。
- チャーター便:A地点からB地点に運ぶシンプルな仕事。緊急性が高ければ報酬もそれなりだが、配送内容がシンプルな分、一度の配送で金額が大きく跳ねることはないと思います。
- お酒や食品の配送:レストランへは食品の配送。カラオケ店にはお酒の配送を行っていました。お酒の配送はビールの樽のかつぎあげなどもあったりで、かなり力仕事な側面が強かったと思います。私は軽貨物車で配送でしたが、トラックでお酒配送している人は、大体上腕二頭筋が盛り上がっているのを何度も見たことがあります。配送先はほぼ決まっていて、件数も多くない分、それほど報酬が高いというわけではありません。
- お弁当の配達:お弁当なのにこんなに稼げるの??という感覚の仕事でした。ただし報酬はピンキリだと思います。良心的な運送業者に出会えれば、もしかしたらお弁当でもかなり収入はもらえるかもしれません。私は個人宅へのお弁当配達を行っていました。一日40件程度。8時間枠の仕事でしたが、3時間以内で終了していました。ずっと続けたかったのですが、先方の事情で委託のドライバーは切られました。そういうリスクもあるということですね。
3. 現在の仕事:建材配送で安定収入
現在僕がメインでやっているのは、建材の配送です。個人宅への配送とは異なり、建設現場への配送が中心になります。荷物は重そうにおもわれがちですが、実際はそれほどでもありません。軽自動車で運ぶのは細かいものが多いのです。配送先もある程度固定化されてきます。朝は早いですが、件数もそれほど多くなくやりやすい仕事と感じています。
軽貨物で稼ぎ続けるために知っておくべきこと
10年間この業界にいて、成功するドライバーと辞めていくドライバーの違いがなんとなく分かってきました。
1. 契約内容をしっかり確認する
業務委託の場合、報酬体系やガソリン代・保険料などの経費について、契約時にきちんと確認することが重要です。インボイス加入事業者の是非で金額に違いが出て来るので、そのあたりも要注意が必要です。あと、面接に行ってみたら、募集内容と全く異なる仕事を紹介されたり、色々とブラックな側面がある会社もありますので、信用できる相手なのかしっかりと確認する必要があります。過積載は当然という会社もありますから、悪徳な業者に騙されないように注意しましょう。また低い報酬でたくさん働かされたらそれは単に損しているにすぎません。
2. アルコールチェックの重要性
昔はチェックが緩かった時代もありましたが、今も緩いところはあると思います。相手任せにせず、自分自ら飲酒運転でないことを証明できるように、日頃から飲酒運転をしないことはもちろん、出勤前のセルフチェックを怠らないようにできたらいいと思います。
3. 複数の仕事を組み合わせる
一つの仕事だけでなく、複数の仕事を組み合わせて収入を安定させるのがおすすめです。Amazon Flexやウーバーで空き時間を活用したり、スポット便を副業にしたりする方法があります。また仕事によっては車の中で多くの時間を休憩する仕事もあります。その休憩時間に手元にパソコンなどを用意してネットビジネスをすれば、一石二鳥で稼ぐことも可能です。もちろん配送を組み合わせて走り回って稼ぐこともできます。
まとめ
軽貨物ドライバーの仕事は、やればやるだけ収入になる魅力的な仕事です。今回紹介したように、様々な仕事があるので、自分のライフスタイルに合った働き方を見つけることができます。
このブログを読んで、軽貨物ドライバーという仕事に少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
「この記事を読んで軽貨物ドライバーに挑戦してみようと思った!」
「〇〇の仕事についてもっと詳しく知りたい!」
もしそう思ったら、ぜひコメントで教えてください!